先日書いた記事で学資保険の利率は年利0.2%と書いたのですが、
「それって高いの?低いの?」
ってご質問いただきました
金利が高くても低くても私には関係ない、
と思っている方も多いのではないでしょうか。
今日の記事は「金利とか分からない」、「難しくて私には・・・」
という人にも読みやすい内容になっています。
というのも金融の知識は「大人のたしなみ」です。
正しい知識はあっても困りません。むしろ今後必須な知識ですよ。
もちろん昔はチャコもわかりませんでした
でも学び続けてくると、実生活のあちこちにヒントがあるんですね
学資保険のお得を考える前に、まず比較してほしい身近な指数は3つあります。
①銀行の定期預金の金利
②住宅ローンの金利
③国債の金利
です。
①の大手銀行の普通預金の金利はスズメの涙程度ですが、
正確にはどの程度あるかご存知ですか?
「全然低いんでしょ?」と思った方、
正解です
2018年3月の今日現在で大手銀行の普通預金の金利は0.001%。
すなわち、1万円預けたら1年後に10円利息がつきます。
では②の住宅ローンの金利。
家を購入されている方にはおなじみですよね。
これも3月現在で一番安い変動金利が0.585%です。
もし1年で返すとすると、利息31,734円を追加して払わないといけません。
(住宅ローンの場合はこれに手数料や登記関連費用で30万くらい上乗せがあります)
最後に③アメリカ国債の金利は10年もので3月今日現在2.84%。
これらを比較すれば、昨日ご紹介した学資保険の利回りはお得なのか、
お得でないのか比較できますよね。
2,84%(米国債)>0,585%(住宅ローン)>0,2%(学資保険)>0,001%(銀行金利)
住宅ローンは払うほうなので、比較としてはおかしいのですが、
「金利安いので住宅購入するなら今!」
と営業マンが盛んに宣伝している理由がお分かりいただけると思います。
そして、学資保険は銀行金利の200倍もお得!
ではないんですね・・
だって、保険の場合は決められた年数引き下ろせないのです。
(流動性がない、といいます)
すぐに使える現金(預金)とすぐに使えない保険だったらどちらの価値が高いですか?
なんとなく現金の方が価値があること本能的にわかると思います。
金融の知識はこんなところでも役に立ちますね。
やっぱりお金の話しは難しい、という方。学ぶ手段はたくさんあります!
初心者さんにはこの本がおすすめです。
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