先日、
国際自由人・藤村正憲さんと
日本メディアリテラシー協会代表理事 寺島絵里花さんの座談会に
モデレーターとして参加させて頂きました。
とても興味深いお話をお伺いしたので、シェアさせて頂きますね!
藤村正憲さんについて
「国際自由人」という自由な肩書を持つ藤村さん。
必要なものを求めて国境を意識せずに
ボーダーレスに活躍されている「自由人」です!
現在はお子様の教育の為にオランダに移住。
その経験を綴られた著書
「世界で通用する最強の子育て」は日本の伝統的な子育てからすると
眼から鱗の本質をついたものです。
寺島絵里花さんについて
メディアの賢い使い方を自ら実践しながら3人のお子さんを育てられている絵里花さん。
文房具である。
一生涯、使うもの。
使うなら、
賢い使い手になろう。
というフレーズには共感される方も多いのでは?
日本メディアリテラシー協会理事として賢い付き合い方を発信されています。
座談会テーマ
そんなお二人がオンラインで集合し、始まった座談会!
多種多様なテーマで深夜まで盛り上がりました!
「子どもが自分の考えを正しく伝えるトレーニングをしたい」
これはオランダの学校における共通した理念だそう。
その為に教育があり、子どもをサポートする為に教員がいる。
日本だと「留年は恥ずかしいもの」という感覚がありますが、
オランダにおいては「学校は勉強を学ぶところ」
学びが足りなければ学びなおし、
逆に早く入学する事もあり、
同級生が同い年ではない、という事もままあるそうです。
絵里花さんのママ友が留学したケンブリッジ
最高齢の同級生は68歳だそう!
でも日本では「新卒」のブランドもあるよね。
というお話でした。
なぜオランダはサッカーが強いのか?
ご存知のようにサッカー強豪国のオランダ。
とは言え小学生くらいの練習では日本と比較すると「ゆるい練習」を行っているそう。
でもなぜ日本よりオランダほうがサッカーが強いのか?
それは足るを知る、
オランダにおいては自分の人生を幼い頃から俯瞰的に見ているからと藤村さんは仰います。
サッカーの練習においても同じ。
キツイ練習で無理やり伸ばすのではなく、
ある程度の年齢になったら天性の才がある子が伸びていく。
だからこそ自分の才能以上の無理ある辛い人生を送らないそうです。
大学進学率も日本と比較すると低いけれど「学びたい人が行く」。
また、学びたいタイミングは人それぞれなので
「自分が大学を選んでいっている」という感覚が強いそう。
足るを知っている、幸せの一歩だよね
デジタル機器の取り入れ方
オランダの学校(インター)では子ども一人に1台
ipadやPCなどが与えらており、学校にwifiがあるのも当たり前だそう。
なので藤村さんの息子さんも幼い頃からPCに慣れていて
生活必需品として使っているそうです。
一方、絵里花さんによると、日本の学校は課題もドリルや手渡し。
PCで課題をすることもないと言います。
お二人とも仰るのは、これからの世界で必需品になるデジタル機器なので
「デジタル機器は危ない」という親の価値観こそ危ない、とのこと。
子どもは親の背中を見ていて親は子供の鏡。
なのでスマホが時間を埋めるためのものになっていると
子どももそうなる、うなずきしかありません。
他人に興味がないヨーロッパの個人主義
他人に全く興味のないヨーロッパの人たち。
噂話は無駄でしかなく、その時間は自分の為に使いたい、という思いがあるそうです。
一方、絵里花さんによると、日本の子どもはまず親の事を検索するそう。
それは親が他人の話をしているからではないか?と藤村さんは仰います。
親が本気な背中を見せて子どもを否定せずに寄り添う。
日本のテレビを見ると「否定的」な事にびっくりするという藤村さん。
先生が怒ったから親も怒るのではなく、子どもを信頼して寄り添う。
その大切さをお二人の会話から感じる事が出来ました。
親の目線
日本の親は必要以上にネットと子どもの距離を心配しすぎじゃないのか?
と仰る藤村さん。
絵里花さんが仰るに、「よそ様に迷惑をかけられない」という価値観が根深い、
すなわち他者目線で判断しているのではないか?
成熟していない社会だと他人が気になる、という現象もあるよう。
ルールなどは一つ一つ幸せになるものか、
という判断軸で親も見たら幸せになるのではないでしょうか?
まとめ
異なる立場からのお二人のお話でしたが、
本質的な立ち位置は同じだという事を感じる事が出来ました。
どうしても他人軸になりがちな社会ですが、
そこは目的から考える大切さを教えて頂いた気がします。
藤村さん、寺島さん、ありがとうございました!
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